近年、企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入する企業が増えています。
私が勤務している企業でも、数年前から企業型DCが導入されました。
私はインデックス投資を行っていたので全く問題なかったのですが、自分の周りの人を見てみると、突然よくわからないことを言い渡され、社内はちょっとしたパニック状態でした。
そんな企業型DCで最も難易度が高いのが、商品の選び方です。
元本確保型にするのか、元本変動型にするのか。
元本変動型なら、どれがいいのか。
投資経験の人にとっては、かなり難易度の高い選択を迫られているわけです。
そこで!
今回は企業型DCの商品の選び方について書いてみようと思います。
企業型DCは商品の選び方で利回りが大きく変わる
企業型DCで商品を運用していると、実はちょっとおもしろいレポートを見ることができます。
それが、自分の会社の社員のざっくりとした運用成績です。
例えば、twitterで「確定拠出年金 レポート」などのワードで検索すると、このようなツイートがヒットします。
確定拠出年金のレポート
— やまぱん🌷 (@aktsmm) May 14, 2017
偏差値90ぐらいありそう. pic.twitter.com/H0Oaf4VN6q
確定拠出年金の運用レポート来る度に存在を忘れてたことに気付く😅
— ゴウ🐟🐟🦀🐠 (@AquaTerra_14R) May 9, 2017
ちゃんと運用してる人は凄いなぁ。
始めた頃は掛け金もしょぼかったから結構リスク取ったけど幸い成績は悪く無く何より😅ただこれ年齢層別だと全然違うんだろうね。あと10年そこそこで引退、なんて人は全ツッパしないだろうし🤔 pic.twitter.com/GPx4F7rKvK
確定拠出年金のモニタリングレポートが来てた、メニューは19種類で、国内17、海外2、その海外2だけを選択している自分のパフォーマンスはやっぱりマスとはだいぶズレてる(^^)、確定拠出年金はあくまで退職金の一部なんだから、積極運用でもイイと思うんだけどな〜 pic.twitter.com/CwoKDPuRTi
— スキャルパー (@palemoon_i) May 6, 2017
このように、自分の会社の人たちの利回りの分布がわかるのです。
もちろんすべての運用会社でそうなのかはわかりませんが、少なくとも私の会社でもこういうレポートを見ることができます。
これらを見ると、次の2点がわかります。
- ほとんどの人は利回り0%、つまり元本確保型を選んでいる
- 投資商品の選び方によっては、利回りは20%を超える
実際私も、昨年の株価が好調だった時は、20%を超えていました。
投資元本が100万円だとしたら、元本確保型の利回り0%だと100万円のままですが、元本変動型の商品を選び利回り20%だと120万円になっているわけです。
もちろん元本変動型は元本割れのリスクがあり、100万円が90万円とか80万円とかになる可能性もあるので、自分のとれるリスクにあわせて、慎重に選ぶ必要があります。
このように、商品の選び方で、大きく利回りは変わってくるのです。
山崎元さんのおすすめは「外国株式:日本株式を6:4」
では、どのような商品を選べばいいのでしょうか。
ここで参考にしたいのが、山崎元さんのアドバイスです。
山崎元さんは、多くの個人投資家が信頼しているマネーの専門家の一人です。
先日行われた、個人投資家が初心者におすすめしたい本のランキングでも、山崎元さんの著書が見事4冊がランクインしました。
山崎元さんはまず、企業型DCのように税制優遇がある口座については、リスク資産で運用することを薦めています。
今回の場合でいうと、元本変動型ということになります。
そして、リスク資産の選び方としては「外国株式:日本株式を6:4」を薦めています。
- 外国株式:MSCIコクサイという指数などに連動するインデックス型の商品
- 日本株式:TOPIXなどに連動するインデックス型の商品
MSCIコクサイ?なにそれ?という感じかもしれませんが、商品概要などをじっくり読んでみると、どの指数に連動する商品なのかが書いてあると思います。
企業型DCは投資商品を割合で指定することが多いと思うので、この2つを6:4の割合で積み立てていくことになります。
企業型DCに限らず、こうしたお金に関する知識は、山崎元さんの本を読むことで身につくので、一度読んでみるといいかもしれません。
たくさんお金が欲しいなら、お金を増やす方法を学ぶのがいちばんです。
以上、企業型DCの商品の選び方をまとめてみました。
商品選びの参考になれば幸いです。
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