みんな大好き中小型株投信に関する記事が日経に出ました。
中小型株投信の申込停止が相次いでいるという記事です。
大和住銀の苦瓜達郎さんやエンジェルジャパン・アセットマネジメントの名前も記事内で挙がっていて、中小型株オールスターと言った内容になっております。
新規の販売を停止した主な日本株投信
今回の記事では、新規の販売を停止した主な日本株投信がリストアップされています。
停止時期も書いてあり非常によくまとまっているので、こちらで引用しておきます。
- 大和住銀日本小型株(大和住銀):17年2月停止
- J-Stockアクティブ・オープン(大和住銀):17年7月停止
- 日本株発掘(大和投信):17年11月停止
- いちよし中小型成長株【あすなろ】(いちよしアセット):17年9月停止→18年4月再開
- いちよしジャパン・ベンチャー(三菱UFJ国際投信):17年12月停止
- 日本厳選中小型株ファンド(アセットマネジメントOne):18年1月停止
- ニッポン中小型株(大和住銀):18年1月停止
- 小型株ファンド【グローイング・アップ】(明治安田アセット):18年3月停止
- 日興グローイング・ベンチャー(日興アセット):18年3月停止
- SBI小型成長株ファンド【jcool】(SBIアセット):18年4月停止
- SBI日本小型成長株選抜ファンド(SBIアセット):18年4月停止
- フィデリティ・ジャパン・アグレッシブ・グロース(フィデリティ):18年5月停止
こうやって改めて並べてみると、本当に新規販売停止をしているファンドが多いことがよくわかりますね。
私が保有している苦瓜達郎さんが運用しているファンド「J-Stockアクティブ・オープン」「ニッポン中小型株」の2つも販売停止になってしまい、新規に積み立てをしたくてもできない状態になっています。
また、下記のファンドはエンジェルジャパン・アセットマネジメントが投資助言を行っているものです。
- 小型株ファンド【グローイング・アップ】(明治安田アセット)
- 日興グローイング・ベンチャー(日興アセット)
- SBI小型成長株ファンド【jcool】(SBIアセット)
- SBI日本小型成長株選抜ファンド(SBIアセット)
大和住銀の苦瓜達郎さんのファンドと同様に、こちらもほとんどが販売停止になっていることがわかります。
ただ、エンジェルジャパン・アセットマネジメントが投資助言を行っているファンドでも、下記のファンドは現在も購入可能です。
- SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(SBIアセットマネジメント)
- 中小型成長株ファンド ネクストジャパン(SBIアセットマネジメント)
これらに関しても、近い将来販売停止になるということもあるのかもしれません。
エンジェルジャパン・アセットマネジメント内藤誠一氏「中小型株相場に過熱感があるとは思わない」
一カ月ほど前には、エンジェルジャパン・アセットマネジメントの内藤誠一氏のコメントも掲載されていました。
この記事の中では「中小型株相場に過熱感があるとは思わない」とコメントしています。
エンジェルジャパン・アセットマネジメントとしては、中小型株市場はまだまだ伸びる余地があると考えている、ということでしょうか。
中小型投信の販売停止はバブル崩壊のサイン?
今回の日経の記事は、次のようにまとめられています。
中小型投信の販売停止の連鎖は「IT(情報技術)バブル崩壊の直前にも起きた」(国内運用会社)。販売停止は特定の市場に資金が集中しているサインともいえ、人気過熱の反動を警戒する声もある。
現在のような中小型投信の販売停止が、ITバブル崩壊の直前にも起きた、という話です。
中小型株の市場に資金が急激に流入し、人気が過熱しているのは間違いないと思います。
そして、規模が大きなると好成績を維持できなくなると言われている通り、パフォーマンスにも影響が出始めているようです。
私はジェイリバイブや苦瓜達郎さんが運用するファンドを現在も保有していますが、中小型株市場の動きについては、細かくチェックしていきたいと思っています。
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中小型株ブームの終焉と、ひふみの米国株投資についてまとめています。