世界2位の資産運用会社、バンガード・グループが、日本の個人投資家向けに、投資信託の直接販売を検討しているそうです。
バンガードと言えば、セゾン投信がバンガードの以下の8本のインデックスファンドを投資対象とした「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を販売しています。
- バンガード・U.S. 500 ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・ジャパン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・U.S.・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
- バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
- バンガード・ジャパン・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
そして何より、昨年「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」の楽天バンガードが始まったばかり。
私も楽天VTIを保有しているので、楽天バンガードはどうなるねん!という感じです。
ただ、これまでにもバンガードの直販の話はあったようで、記事中にも「直販の日程は決まっていない」とあるので、話半分に聞いておくのが正解なのかもしれません。
そして直販と言えば、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」も直販を検討しているようです。
まずは、2017年10月10日に出たこちらの記事。
こちらの記事には「2018年度第1四半期(4-6月)に個人投資家向けに投資信託の直接販売に参入することが分かった」とありますが、本日4月26日現在では具体的な話にはなっていません。
その後、3月18日に三菱UFJ国際投信下記のようなプレスリリースが出ました。
「eMAXIS Slim」約款変更のお知らせ
https://emaxis.jp/text/252634_180319.pdf
こちらの記事には下記のような記述があります。
4.変更理由・背景
弊社ネット直販開業に伴い、対象商品とするファンドについて、委託者が直接募
集を可能とするための変更をするもの。併せて規定の記載整備を行うもの。
なお、弊社ネット直販につきましては、平成 30 年度内の開業を予定しておりま
すが、現時点では時期も含めて未確定の部分もございます。本件ファンドはネッ
ト直販開業に合わせて取扱いもできるように準備しているものですが、実際に取
扱いとなるかどうかは確定したものではありません。
対象ファンド
①eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
②eMAXIS Slim 国内債券インデックス
③eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
④eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
⑤eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
⑥eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
⑦eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
こちらを読んでもわかる通り、なんだか煮え切らない言い方にはなっていますが、直販への動きは着実に進んでいるようですね。
そして私は 3/27に開催された「eMAXISブロガーミーティング」に参加したのですが、こちらでも直販に関する言及がありました。
と、当日の感想を書いたブログを張り付けてみたものの、直販についての発言は書いていないので、うろ覚えではあるのですが。
ただ、三菱UFJ国際投信取締役の代田秀雄氏は間違いなく「直販をする予定」というようなことは言っていました。
詳細はまだ決まっていないので、決まり次第情報を公開していくとのことでしたが。
ポイントなのか割引なのかわかりませんが、直販を利用すると、何かしらファンド保有者にメリットがあるはずなので、その辺りの調整を今は進めているのかもしれません。
「eMAXIS Slim」の主力ファンドとも言える「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、ついに純資産総額が100億突破しました。
圧倒的なスピードで資産総額を伸ばしているのがわかります。
直販が始まるとなれば、資産総額の増加がさらに加速するでしょうね。
バンガードと「eMAXIS Slim」が同時期に直販を始めるとなれば、インデックス投資もさらに盛り上がるかもしれません。
三菱UFJ国際投信取締役の代田秀雄は「私たちは日本のバンガードになりたい」と明言していますが、バンガードと「eMAXIS Slim」の直販での直接対決が、今から楽しみです。
★こちらの記事もどうぞ★
eMAXISブロガーミーティングのメインテーマでもあった「eMAXIS Slim全世界株式バランス(3資産均等型)」についてこちらの記事で書いています。