大和投資信託の「iFree」シリーズから、新しいファンド3本が登場することが発表されました。
商品名とプレスリリースは下記の通りです。
- 新ファンドのお知らせ【iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス】
http://www.daiwa-am.co.jp/system/files/press/press_20180816_90214.pdf
- 新ファンドのお知らせ【iFree 年金バランス】
http://www.daiwa-am.co.jp/system/files/press/press_20180816_90216.pdf
- 新ファンドのお知らせ【iFreeレバレッジ S&P500】
http://www.daiwa-am.co.jp/system/files/press/press_20180816_90215.pdf
今回はこれらのプレスリリースをもとに、それぞれのファンドについてまとめてみたいと思います。
「iFreeレバレッジ S&P500」に関しては新シリーズ「iFreeレバレッジ」の第一弾商品となっています。
【iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス】の詳細
まずは【iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス】について詳しく見ていきます。
「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」はiFreeNEXTの新ファンド
「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」は「iFreeNEXT」シリーズの新商品となります。
こちらのシリーズは、特色のあるセクターや特定分野に焦点を絞った指数を対象として、従来より幅広い選択肢を提供している新しいコンセプトのファンドシリーズになります。
これまで下記の2つのファンドが設定されています。
この2つに続く3つめのファンドとなります。
「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」の目的
米国株式に投資し、NASDAQ100指数(円ベース)の動きに連動した投資成果を目指します。
NASDAQ100指数は、米国ナスダック市場に上場している時価総額の大きい非金融業100社の株式で構成される株価指数です。
構成銘柄は、IT、バイオテクノロジー、医療などの最先端技術やサービスを提供し、現代の米国を牽引する企業で構成されています。
「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」の費用
信託報酬は年率0.486%(税抜0.45%)となっています。
「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」の販売会社
プレスリリースによると、現在はSBI証券のみとなっています。
【iFree年金バランス】の詳細
続いて、「iFree年金バランス」についてです。
「iFree年金バランス」の目的・特色
国内外の様々な資産クラスに投資を行い、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。
資産クラスおよび配分比率の決定にあたっては、GPIFの基本ポートフォリオに近づけることを目標とするファンドです。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオとは
将来の年金の支払いに備え、国民から集めた国民年金および厚生年金の保険料の積立金を運用している機関です。
GPIFは「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合を「基本ポートフォリオ」として定めています。
2018年6月末のGPIFの基本ポートフォリオは下記の通りです。
- 国内債券:35%
- 国内株式:25%
- 外国債券:15%
- 外国株式:25%
このようになっています。
「iFree年金バランス」の費用
信託報酬は年率0.17172%(税抜0.159%)となっています。
バランスファンドとしてはかなり低い水準の信託報酬となっています。
「iFree年金バランス」の販売会社
SBI証券のみとなっています。
【iFreeレバレッジ S&P500】の詳細
最後は「iFreeレバレッジ S&P500」についてです。
「iFreeレバレッジ S&P500」は「ifreeレバレッジ」シリーズの第一弾ファンド
「ifreeレバレッジ」はiFreeの新シリーズです。
レバレッジを活用して高いリターンの獲得をめざすファンドシリーズになります。
プレスリリースによると、ライフサイクルの中で資産形成期にレバレッジを活用した積立投資を始めると、時間分散効果の恩恵をより享受できることから、長期の積立投資のツールとしても有効活用できるとのことです。
レバレッジ型ファンドの値動きは、一般的に通常のインデックスファンドに比べて大きく、特有の傾向があります。
このファンドをポートフォリオに追加する場合は、これらの特性を十分に理解する必要がありそうです。
今回「iFreeレバレッジ S&P500」を「ifreeレバレッジ」という新シリーズで投入したということは、今後もこうしたレバレッジをかけたファンドを投入する可能性があるのかもしれません。
「iFreeレバレッジ S&P500」の目的
日々の基準価額の動きがS&P500指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることを目指します。
「iFreeレバレッジ S&P500」の費用
購入手数料は販売会社が別に定める率(上限)2.16%(税抜2.0%)。
信託報酬は年率0.972%(税抜0.9%)となっています。
「iFreeレバレッジ S&P500」の販売会社
SBI証券のみとなっています。
iFreeシリーズの独創性の高い商品展開に期待
今回3本の新ファンド投入を発表したiFreeですが、以前から他にはない独創性の高いファンドを設定しています。
私が保有している「iFreeNEXT FANG+インデックス」もそのひとつです。
初心者向けのバランスファンドから、上級者向けのレバレッジファンドまで、多様なニーズに応える商品と投入しているiFreeシリーズ。
今後の展開にも期待したいと思います。
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