先日、おすすめのアクティブファンドについての記事を書きました。
こんな記事を書いておいて非常に恐縮なのですが、私自身はアクティブファンドの積立をやめました。
なぜそのような投資判断をしたかについて、ここでまとめておきたいと思います。
私がアクティブファンドの積み立てをやめた大きな理由は次の3つです。
- 資産規模が大きくなりすぎて今後のパフォーマンスが不安
- コストが高過ぎる
- 相場が不安定
それでは、それぞれについて詳しく書いていきます。
1.資産規模が大きくなりすぎて今後のパフォーマンスが不安
私がアクティブファンドの積立をやめた最大の理由が、資産規模が大きくなりすぎて、今後のパフォーマンスが不安になったことです。
2017年までの相場の好調と、ひふみ投信のファンドマネジャー・藤野英人さんがカンブリア宮殿に出演したことにより、国内株式アクティブファンドは大きな注目を集め、急速に資産残高を増加させました。
しかし、アクティブファンドは規模が大きくなればなるほど、そのパフォーマンスを維持することが難しくなると言われています。
あのオマハの賢人、ウォーレン・バフェットでさえ、近年S&P500などのインデックスに勝てなくなった理由について、ファンドの規模が大きくなりすぎたことをあげています。
私は現在、以下のアクティブファンドを保有しています。
- ジェイリバイブ
- ひふみプラス
- ニッポン中小型株ファンド
- J-Stock アクティブ・オープン
この中で、苦瓜達郎が運用する「ニッポン中小型株ファンド」と「J-Stock アクティブ・オープン」に関しては、実際に資産規模が大きくなりすぎて、パフォーマンスを維持することが難しくなったため、新規買付を停止しています。
しかし、「ひふみプラス」と「ジェイリバイブ」については現在も新規買付が可能です。
これは裏を返せば、パフォーマンスが下がるリスクを抱えたまま、ファンドの規模を増大させているとも言えます。
ひふみに関してはちょうど昨日、このような記事が出ていました。
投信残高、ひふみプラスが初のトップ5入り 3月末:日本経済新聞 https://t.co/oZLWEbJTJY
— レオス・キャピタルワークス公式ツイッター (@rheos123) 2018年4月6日
現在も資金の流入が続いていることがわかります。
ひふみ投信はこのファンドの規模拡大の対策として、国内株式ではなく、マイクロソフトやAmazonなど米国株への投資を始めています。
これはファンドの運営方針を大きく変えるような投資判断であり、私が今後のひふみのパフォーマンスを不安視する理由のひとつとなっています。
2.コストが高過ぎる
二つ目の理由は信託報酬の高さです。
コストについて改めて考えるきっかけとなったのは、インデックス投資家のバイブルと言われる『敗者のゲーム』を読んだことでした。
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 4,024
3.相場が不安定
そして最後の理由が、2018年2月から続く不安定な相場です。
2か月近くたった4月の現在もなお、不安定な相場が続いていて、株価は日々乱高下を繰り返しています。
私がアクティブファンドに投資を始めた2017年前半は、投資するだけリターンがどんどん増えていくような状況でした。
しかし、現在はマイナスが続いています。
今後さらなる暴落が来ることも予想されている今、ハイリスクなアクティブファンドに投資するべきではないのではないか、という結論に至りました。
以上の3点が、私がアクティブファンドの積立をやめた理由です。
新規での積立はやめましたが、これまで購入したものについては、今後も保有を続ける予定です。
しかし、今後のファンドの状況や相場の環境によっては、売却も検討したいと思っています。
アクティブファンドは高いパフォーマンスが期待できる分、日々の情報収集が非常に重要になってきます。
今後もしっかりと情報を集めながら、最適な投資判断を目指していきたいと思います。
★こちらの記事もどうぞ★
『敗者のゲーム』など、初心者におすすめの株・投資の本をまとめています。