アップルの創設者、スティーブ・ジョブズ。
彼が習慣にしていたことのひとつが「散歩」です。
ジョブズの自伝『スティーブ・ジョブズ』では、彼が信頼するビジネスのパートナーたちを散歩に誘い、歩きながら親交を深め、重要な意思決定をしている様子が何度となく描かれています。
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散歩を日課にしていた偉人たち
『天才たちの日課 』という偉人たちの習慣について書かれた本を読むと、如何に多くの偉人たちが散歩を習慣にしていたのかがわかります。
- ショパン(作曲家)
- フロイト(精神科医)
- ユング(精神科医)
- カント(哲学者)
- カフカ(作家)
- サティ(作曲家)
- シューベルト(作曲家)
- ダーウィン(生物学者)
- トルストイ(作家)
- チャイコフスキー(作曲家)
- ラフマニノフ(作曲家)
彼らが生きた時代は他に娯楽がなかったというのもありますが、それにしても散歩をしている偉人の多さは特筆すべきものがあります。
以上のことから、散歩には何かしらのクリエイティブな能力を向上させる作用があるのではないかと考えられます。
そして実は、実際にそのことを証明する調査がスタンフォード大学で行われています。
散歩がクリエイティビティを向上させる
2014年、スタンフォード大学で「Stanford study finds walking improves creativity」という研究結果が発表されました。
その研究では、176名の大学生と成人を被験者に、以下の4つの環境で、クリエイティブな能力に差が出るかを調査しました。
- 屋内でランニングマシンの上を歩く
- 屋内でイスに座る
- 屋外で歩く
- 屋外で車いすに乗り、押してもらって移動する
実験では、これらの環境で、思考のプロセスや解決策を探す上でどういったクリエイティブなアイデアが出るかを測定しました。
その結果、歩いている時のほうがクリエイティブの能力が向上しているという研究結果が得られました。
この調査を行った研究者は、「新しいアイデアが欲しいときは、歩くことで何かが思い浮かぶかもしれない」と結論付けています。
ブログを書けない時は散歩に出掛けよう
日々ブログを書いていると、どうしても書くことがない時や、書きたいことがまとまらないという時は絶対にあると思います。
前述の『天才たちの日課 』の偉人たちを見てみても、カフカやトルストイなど、「書くこと」を生業としていた偉人たちも、散歩を日課にしていたことがわかります。
もし「なんか今日はブログがうまく書けないな…」と思った時は、散歩に出掛けてみると、ブログのネタやアイデアが思い浮かぶかもしれません。
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目標を設定するだけでなく、実際に紙に書くと実現する確率がアップするというハーバード大学の研究結果について書いています。