- 節約して投資資金をつくる
- 複利の力を利用して長期投資する
- 分散投資をする
1.節約して投資資金をつくる
この漫画の非常に優れているところが、この「節約して投資資金をつくる」ことに言及してる点です。
「つみたてNISA」や投資信託に関する本をそれなりに読んできましたが、この点について書いているのはこの本が初めてでした。
「資産を増やす」ということを考える際、ほとんどの人が「収入を増やす」ということを考えると思います。
投資だってその手段のひとつです。
しかし、収入を増やすことと同じぐらい効果があり、大切なことがあります。
それが「支出を減らす」こと、つまり節約です。
収入を増やすことは非常に難しいです。
毎月の給料を1000円増やすことすらなかなかできません。
しかし、支出は誰でも減らすことができます。
スタバのフラペチーノを2回ぐらい我慢すれば、1000円が浮くのです(しかも痩せます)。
「積み立て投資」に関わらず、実際に億万長者と言われている人たちは徹底的な倹約家であるということは、調査によりデータで証明されています。
そちらについて詳しくは『となりの億万長者 』という本に書かれているので、こちらを読むことをおすすめします。
この本を読むのと読まないのでは、お金が増えるスピードに圧倒的な差が出ると思います。
2.複利の力を利用して長期投資する
「積み立て投資」をする上で最も大切なキーワードとなるのが「複利」です。
複利とは
複利というのは、毎月総額に対して利子がつくことです。
例えば100円に1年で10%の利子がつくとすると、1年後に110円になりますが、この時利子が11円になります。
すると次の年は121円となり、さらにここに12.1円の利子がつくわけです。
この複利こそが、積み立て投資最大のメリットと言っても過言ではありません。
この複利の効果を最大限に引き出すのが、長期投資です。
複利の効果は年を重ねれば重ねるほど大きくなっていきます。
つまり、積み立て投資は早く始めれば始めるほど増える額が大きくなります。
始めるなら、今なのです!
3.分散投資をする
複利と並んで大切なキーワードが「分散投資」です。
分散投資の説明として「卵をひとつのカゴに盛るな」という言葉がよく使われるのですが、この本でも漫画で紹介されています。
例えば積み立て投資をする際、日本だけに投資をしていると、日本が絶望的な不況に陥るようなことがあった場合、大きな損失を抱えてしまいます。
そこで、日本だけではなく、アメリカや中国など様々な国に投資することで、致命傷にならないようにするのです。
ざっくりいうとこの3つについて、この漫画を読むことでしっかりと理解できます。
ここまで私が書いたテキストだけだとなかなか理解するのが難しいと思いますが、この漫画を読めばきっと頭にスッと入ってくるはずです。
ただ、この漫画だけで「積み立て投資」をスタートさせるよりも、やはりしっかりと本で学んでからのほうが安心です。
実際、この漫画では証券会社でアドバイザーを見つけるという描写があるのですが、証券会社に行くことはあまりおすすめしません。
「つみたてNISA」を始めるなら楽天証券かSBI証券で口座を開設するのがベストです。
その辺りのことも含めて、本で学ぶならこちらの記事も参考にしてください。
とにかく「つみたてNISA」や積み立て投資に世界に気軽に足を踏み入れてみたい!と思っている人にとっては、『コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす』はとても入りやすい一冊だと思います。
ぜひ手に取ってみてください。
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