2018年1月にはじまった、つみたてNISA。
開始から半年経ったということで、7月2日に金融庁が関連資料を公開しています。
NISA(一般・つみたて)の現状、「職場つみたてNISA」の取組みの現状等について
今回はこちらの資料の気になったところを見ていきたいと思います。
つみたてワニーサは「つみたては、ニーサ!」とかかっていた
まず1ページから見ていくと、いきなり衝撃の事実が発覚します。
つみたてNISAのキャラクターとしてお馴染みの「つみたてワニーサ」ですが、なんと「つみたては、ニーサ!」というフレーズとかかっていたのです。
なるほど、うまいこといいますね(棒)
つみたてはニーサなら、つみたてNISAじゃなくて一般NISAやんけと思ったりもしないですが、まあそこはスルーしたいと思います。
という冗談はこの辺にして、本題に入っていきたいと思います。
平成30年1~3月に開設されたつみたてNISAの口座数は約51万口座
まずは、開設された口座数です。
平成30年1~3月に開設されたつみたてNISAの口座数は、約51万口座でした。
一般NISAの口座数と合わせると、約69万口座。
新規でNISA口座を開設した人は、一般NISAより、つみたてNISAのほうが、圧倒的に多いことがわかります。
ご覧のとおり一般NISAの口座開設数は右肩下がりに下がっていますが、つみたてNISAのスタートにより口座開設数が爆増していますね。
これだけでもつみたてNISAは大成功だったのではないかと思います。
日本人の10人に1人は一般NISAかつみたてNISAの口座を持っている
続いては、総口座数と、総買い付け額です。
総口座数は、1,167万9,355口座。
平成29年3月末時点から、約91万口座、8.4%増えています。
そのうち、つみたてNISAの口座数は50万7,462口座。
そして総買付額は、13兆9,398億9,223万円。
こちらは平成29年3月末時点から、約3兆3,929億円、32.2%増えています。
そのうち、つみたてNISAの買付額は、110億9,681万円。
口座数がおよそ1,200万口座なので、国民1億2,000万人とすると、10人に1人がNISA口座を持っている計算になりますね。
個人的には意外と多いなという印象です。
結構普及してますね。
また、総買付額についてはこうしてグラフにしてみると、一般NISAが非課税枠が120万円なのに対して、つみたてNISAは年間40万円までしか非課税にならないので、全体としてみるとあまり金額が大きくないことがわかります。
つみたてNISAは20代~40代による口座開設の割合が多い
最後に、年代別で見てみます。
一般NISAと比べ、つみたてNISAは20代~40代による口座開設の割合が多いことがわかります。
つみたてNISAの開始をきっかけに、若い人にも投資が普及してきていますね。
以上、金融庁の資料を詳しく見てみました。
もし私がつみたてNISAで投資をしていたら、ここでこれまでの結果を公開したいところなのですが、残念ながら私は一般NISA派です。
ということで、もしも自分がつみたてNISAを始めるなら、何に投資するかを考えてみました。
もしつみたてNISAをするなら『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を全額購入
もし私がつみたてNISAで投資をするとしたら、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を40万円分購入すると思います。
全米株式に投資するファンドですが、米国企業はグローバル企業がほとんどなので、実質的には全世界分散を実現できます。
つみたてNISA対象ファンドの中だと『ひふみプラス』も候補に挙がりますが、20年という投資期間を考えると、こちらに投資するのは現実的ではないかなと思います。
20年後、ひふみ投信がどうなっているかもわからないですし、その時に藤野英人氏が現役かどうかもわからないですからね。
20年レベルの長期投資という観点から考えると、やはりアクティブファンドではなく、インデックスファンドに投資するのが安心かなと思います。
ちなみに投資するなら、毎月分散ではなく、1月に40万円全部を投資すると思います。
山崎元さんも「ドルコスト平均法は気休め」と言っているので。
年初に40万円分『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を購入して、あとはほったらかし。
もし私がつみたてNISAをするとしたら、こういうスタイルになるかなと思います。
つみたてNISAのさらなる普及を!
以上、スタートして半年経ったつみたてNISAについて書いてみました。
つみたてNISAというのは、国が主導している本当に素晴らしい制度だと思います。
この制度をきっかけに、もっともっと投資をする人が増えて、日本全体の金融リテラシーが高まっていけばいいなと思います。
私のこのブログも、その一役を担うことができれば幸いです。
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投資初心者の方がつみたてNISAを始める前に、ぜひ読んでほしい本をこちらでまとめています。